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第10回ダイアログキャンプ


開催概要

開催日時: 2017年10月21日(土)~10月22日(日)

開催場所: 静岡県立朝霧野外活動センター
〒418-0101 静岡県富士宮市根原1番地
Tel:0554-52-0321
http://asagiri.camping.or.jp/

参加者: 合計11名 
<内訳>
【宿泊】:男性2名、女性4名、高校生2名、中学生3名

プログラム:
【1日目】
 12:30 現地集合・昼食&オリエンテーション
 13:30 アクティビティ(1)
 19:00 夕食
 19:30 自由時間(ファイヤーセラピー体験)
 23:00 就寝

【2日目】
 08:00 朝食
 09:00 アクティビティ(2)
 12:00 解散


当日の様子


ご参加者の声

参加者によるアンケート 11名

参加者 年代別比率
10代 45%
20代 10%
30代 18%
40代 27%
参加者 性別
男性 5人(46%)
女性 6人(54%)

<アンケート及びヒアリング内容>

◎ 今回のダイアログキャンプに参加したきっかけはなんですかという質問に対して
・友達や家族に誘われた、前に来てとても楽しかった、「フシギなキャンプだな」と興味をもった、 毎年楽しみにしている、友達に紹介されてという回答がありました。


◎ 今回のダイアログキャンプに参加したきっかけはなんですかという質問に対して
とても楽しかった 91%(91%)
楽しかった 9%(9%)
普通 0%(5%)
あまり楽しくなかった 0%(5%)
楽しくなかった 0%(5%)

※( )内は2016年第9回実施時アンケート結果


◎ ダイアログキャンプに参加して心に残ったこと」という質問に対して
「薪ひろい」「火」「ファイヤーセラピー」「炎のゆらぎ」「食事」という言葉から、非日常の場である自然や焚火を前にして活動や食事、心理カウンセリングの体験をすることが心に残った方が多かったようでした。

◎ ダイアログキャンプに参加する前と後ではダイアログキャンプの印象はどのように変わったか」という質問に対して
「楽しい」「何もしなくていい贅沢を味わう」「何をしても何をしなくてもいいという自由な雰囲気が居心地がよかったです」「そわそわしていた気持ちが、おだやかな空間の中でおちつきました」という感想から、何もせずに、自分や他人そして自然と対話するキャンプと感じられた方が多いようでした。

◎ ダイアログキャンプに参加したことで自分の内面に変化はありましたかという質問に対して
「「日々に追われて自分との対話ができたこと、少しでも毎日とり入れたいと思いました」「こんな自分でもいいのかなぁと少し思いました」という言葉から、黙って焚火を見ながら内省する時間が持つことができて、自分の日常の内側に対して新たな気付きがあったと感じられた方もいたようでした。

◎ 心理カウンセリングに対して、ダイアログキャンプ参加前と後で認識が変わったのはどの点ですか」という質問に対して
「カウンセリングと聞くと身構えてしまいますが、カウンセラーの方も同じ人間なのだと思って安心しました」「園田さんの心理カウンセリング小話が興味深く、コミュニケーション・カウンセリングの奥深さを感じました」「次回は受けてみたいと思います」という感想から、心理カウンセリングに対するイメージが変わり、心理カウンセリングを気軽に活用できることやその効果を知って頂けたようです。

◎ 来年も参加したいと思ったかどうか、またその理由も教えてくださいという質問に対して
アンケートにお答えいただいた皆さんが参加したいとのことでした。 その理由としては、「また沢山の人と自然の中で過ごしてみたい」「このゆっくりとしたおだやかな時間が自分にとって心地良い至福の時間なので」「晴れバージョンも体験したい」という答えから、日常から離れてリフレッシュ出来る場所と考えられた方が多かったようでした。

◎ ダイアログキャンプに参加されたことがない方へお勧めする点はという質問に対して
「一度体験した方がいい」「自然の中でたき火をながめながら心落ち着くおだやかな時間が過ごせる体験」「心と身体の深い部分でリフレッシュとリラックス。今風に言えば「マインドフルネス」がどういうものなのか実感できると思います。単純に何もせずボーッとしたいならベストの催しかも」「まったりできる」「好きに過ごせる贅沢」という言葉や感想から、日常から離れた非日常の中で様々な体験や体感が出来るところと考えられた方が多かったようでした。

事務局からのメッセージ

2017年度のダイアログキャンプの実施について参加者へのアンケートとヒアリングの結果から、今年も 自然の中や焚き火という非日常の体験を印象的に感じた参加者が多く、自分の心のままに行動出来るこ との楽しさを見出された方が多かったようでした。このことから多くの参加者が一連のキャンプ活動を 通し幼児退行状態に近い体験をされたと推察できます。

次に、キャンプに参加する前と後の印象と内面意識の変容については、ダイアログ(対話)キャンプと いう言葉から、「対話」という言葉により誰かと話すイメージを持ちやすかったようですが、自然や他 人との対話を通して、「自分との対話」の場であると気付かれた方が多かったようでした。このことか らも焚火と対話による内省効果が充分あったことが推察できます。また、今年は季節外れの台風の接近に伴い開催期間中の天候は雨模様でしたが、参加者とスタッフの距離も近く、例年よりじっくり「対話」をする機会があったことも内省効果を高めた要因と思われます。

さらに、日常生活では、自分のことやモノに焦点が当たり易いのですが、今年も焚き火を前にして自己 内省をする時間をゆっくり持つことで、違った視点で自分に焦点を当てて新たな気づきを得た方が多くいたようでした。このことから、ゲシュタルト療法の「地と図」に象徴されるフォーカシングでの変容の効果があったことが推察できます。

また、「コミュニケーション・カウンセリングの奥深さを感じました」という体験者の言葉から、心理カウンセリングを受けることと心理カウンセリングの活用効果を感じられた方がいたと推察出来ます。

その他に、「ゆっくりとしたおだやかな時間が自分にとって心地良い至福の時間」や、来年も参加したいと考えた理由の答えから推察すると、日常生活から非日常である自然の中での活動とカウンセリング(ファイヤーセラピー)の体験と同時に、1/f揺らぎによる自律神経調整機能の活性化及びリラックス効果があることが伺えます。このことから、普段時間に追われている方が、時には自然の中で、「何もしない」時間と「何をしても良い」自由な場を積極的に持つことが、身体と心に必要なことだと感じられるという効果に加え、利害関係のない方と知り合い、色々な経験や価値観を知り・共有出来る場でもあり、時間的・精神的に「ゆとり」が無くなりかけている方にも有効な活動だと思われます。



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